2013年4月9日火曜日

慢性期の嚥下リハに関する研究


今から5年ほど前にリハビリナースという雑誌に投稿した慢性期病院の嚥下リハの研究。

何らかの要因により長期臥床状態で廃用症候群が著明になっている方々が多く転院され、
STが評価や訓練で介入して、DHやNs、ヘルパーと協力して嚥下リハを行うと、
80%近くの方が何かしら食べられるようになりました。


この研究の前に勤めていた病院でも同じような研究を行いましたが、
やはり同じような結果が出ています。


急性期では、肺炎をおこなさいように口腔ケアや離床を進めて、
それでも入院中に摂食は難しく、継続したリハを行えば摂食できる可能性があるという場合、

胃瘻のような処置を行って、慢性期病院へ転院してから再度ST評価を行い、
訓練を進めることにより、食べられるようになる方が結構沢山います。

患者さんも家族も食べられないことはしんどいし、苦しい。
言語聴覚士やスタッフもしんどくなるし、自信がなくなる。
でもやれば食べられるようになる方がいるということをわかってもらって、
慢性期での嚥下リハの励みにしてもらいたいです。

リハビリナースはもう在庫がないので、文献検索で検索して、DLするしかなさそうです。


「 介護療養型医療施設における摂食・嚥下リハビリテーションチーム活動の効果と課題」
リハビリナース 2008年 1巻4号 p.104 –108
メディカ出版

リハビリナース
http://www.medica.co.jp/catalog/m/3399

どっかの文献検索サイト
http://www.pieronline.jp/content/article/1882-3335/1040/104


メディカルオンライン
http://www.medicalonline.jp/