2013年4月10日水曜日

口腔ケア・口腔機能訓練の効果について



口腔ケアや口腔機能訓練が口腔内乾燥などの口腔機能や嚥下機能に効果があるという話。

「要支援、要介護1には口腔ケア、それ以上は口腔機能訓練でRSSTが有意に改善する」

「要支援に歯ブラシを用いた口腔粘膜マッサージを行うと口腔内乾燥など口腔機能向上に効果がある」

抄録からなので詳しいことはわからないですが、
介護度が軽い方々には口腔ケア系が、 
介護度が重い方には口腔機能訓練が有意に効果が見られているようです。

要支援、要介護1くらいの方々で総義歯の方はよくいらっしゃいますが、
口腔粘膜マッサージをやる必要があることになります。

あれだけ毎日会話や、食事をしている口腔、咽頭にも
上肢や下肢の運動機能と同じように加齢に伴う筋力低下や更なる廃用性低下により

摂食嚥下障害が生じうるということや誤嚥性肺炎になりうるということです。

文献
II-5-9 口腔粘膜マッサージの口腔機能向上効果について: Vol.13,445-446,2009 学会抄録 第15回日本摂食・嚥下リハビリテーション学会学術大会 一般抄録演題集 : 日本摂食・嚥下リハビリテーション学会雑誌


I-5-6 通所介護施設利用者に対する口腔機能向上プログラムの効果 : Vol.9, 317-317, 2005 日本摂食・嚥下リハビリテーション学会雑誌