サルコペニアと嚥下・栄養についての基礎的な勉強
サルコペニア:
加齢とともに生じる体たんぱく質の合成能低下と食欲の低下などを
・身体だけでなく、口腔の筋肉も歳を取るとサルコペニアになる。
・口唇の力はあまり変わらないが、舌の力は低下するという報告が
・要介護状態や嚥下障害がある状態では、より舌の力が落ちやすい
・栄養介入と口腔機能訓練を合わせて行なうと、栄養介入だけより
・「ぱ」「た」「か」(オーラルディアドコキネシス)を行なうと
・サルコペニアになる原因は加齢だけではない。
・脳血管障害やその他の疾患など様々なことが原因で筋萎縮が起こ
・疾患により使わなくなってしまったため(廃用)でも起こる。
・「サルコペニアが生じる→嚥下筋群の運動機能が低下→嚥下障害
・悪循環を断ち切るために、栄養を改善しながら筋力運動機能訓練
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高齢になるとそれ自体が原因でサルコペニアが生じ、口腔機能や嚥下機能に影響します。
その影響は、さらに準備期、口腔期、咽頭期の運動を低下させて、顕性・不顕性誤嚥を引き起こし、誤嚥性肺炎につながっていきます。
要介護状態では、その低下は顕著になり、誤嚥性肺炎を生じやすい状態です。
サルコペニアにより嚥下障害が引き起こされると、十分な栄養が摂れなくなり、さらにサルコペニアが進行するという悪循環に陥ります。
間接的嚥下訓練や直接的嚥下訓練を行なう場合においても、「筋力をつける」「動きを良くする」といった「運動
栄養不良によりサルコペニアになり、運動機能が落ちてきていることに気づけば、きちんと栄養管理を
摂食嚥下訓練における胃ろうの話もここにつながってきます。
嚥下が改善する可能性がある場合、「今は」胃ろうから栄養管理を
これは「胃ろう造設は嚥下訓練の一環」ということになります。
このような摂食嚥下訓練を実施していく場合、「栄養評価」「サルコペニアが生じているかどうかの評価」を行なう必要があり(入力系)、さらに「サルコペニアに対する運動機能訓練」の一般的な方法論(出力系)を知っておく必要もあります。
文献
・口腔機能へのアプローチ‐リハビリテーション栄養の視点から‐
・3.口腔の老衰とその対策:日老医誌 2010;47:113―116
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